百姓は、悲しみに暮れました



泣いて泣いて、ふと空を見上げると一段と輝く星がありました



百姓は、きっとあれは奥さんであろうと確信しました



そして、自分も星になって彼女の傍に行こうと決心しました



翌日、百姓が安らかに眠っているのが発見されました



町の人達は悲しみました



大好きな2人が死んでしまったのですから。



そして、誰かが言いました。



「空を見て!」と



皆が空を見上げると、そこには寄り添いあう様に並ぶ2つの輝く星があったのです。



百姓は、望みどおり星になったのでした



町の人達はせめてもの報いに、この町を「星空町」と名付けました