秘密の場所


「何、見とれてるの?」


先輩が私の顔を覗き込んでいた。

「!!い、いえ!!そんな事ないですよ!」

と、視線を仕事に戻そうとすると、先輩は私のあごをくいっとあげた。

「ここ―…、誰もいない…ってしってる?」

と、顔をちかづけていってくる。


先輩の息が、ふっと耳にかかる。

「ちょ、ま…って…」

と、先輩の腕をつかんで、どんどん胸元を叩いても、びくともしない。

そんな私にかまわず、耳に息を吹きかけたり、はむってかんだり…っ。