感情の樹



『あのね、私…』


それ以上先は
聞いてはいけない
気がした。

でも気になって、
聞き続けた。


『ケイトのことがすきなの』


…え?
すき?
すき、って…
友達として、だろ?

呆然としてるぼくを見て
ローラは慌てて


『あ、お、男の子としてという意味だから!』


と付け足した。


…
突然のことに
頭が回らない。


『…ごめん、ちょっと…考えさせてくれ』


『そうよね。うん、わかった』


ローラは複雑な表情だった。

ぼくは考える時間をもらった。


でも…
考えるって、何を?
どこから?

…どうしよう、わからない


自分は傷つきたくない

でも、
ローラも傷つけたくない


ぼくは、
ローラのこと
どう思ってるのかな。
よくわからない。
もう
どうしよう…


ベッドの中で
考えてたらぼくは
いつの間にか眠りに落ちていた。