「雅紅先輩、どうして重いもの運んでるってわかったんですか?」

「ばーか。目だよ目。」

そう言って先輩は顔をアタシの前まで持ってきた
小さいアタシに合わせながら。

「青い目。何でもお見通し」

「えッ//ちょッ、近い…です//」

「皆と同じだったらお前の彼氏してる意味ねぇし。」

「そ、ですね////」

アタシは顔が赤くなってくのが
自分でも良くわかった。
それを見た先輩は、ニコッと微笑んだ。

そうだ…アタシはこの瞳に恋をしたんだ。

「ぁ//ありがと…先輩!」

先輩はクルっと振り返り

「今度から、俺を呼べよ、?」

そう言って戻って行った。