アタシの手をとると おもむろに自分の携帯番号とメアドを書いた。 最後にもう一度笑うと、 頭をポンポンと二回して保健室を出て行った。 「アタシが雅紅先輩の彼女…」 なんだか実感が無くってフワフワしてる気分。 そのとき《乃愛っ》って呼ばれた。 先輩が消えていくって思ったら夢だった。 目の前には佳奈が立っていて 『雅紅先輩待ってるんじゃない?』って言われた。 急いで携帯を見ると、メールが一件だけ来ていた。 《乃愛まだ?》 受信時刻を確認すると、 だいぶ待たせてる。