画面に表示されたのは、大好きな……
「…直矢?」
「あ、雛?よかった…」
安心したように声をやわらげてる。
「え?な、なに?」
あたしは少し焦ってた。
直矢はそんなあたしをクスクス笑った。
「メールしたんだけど返信こないからさ、俺嫌われたかと思った。」
直矢のとびっきりの笑顔があたしの頭に浮かぶ。
「嫌いになんか…なるわけないよ?」
あたしは言った後に顔が真っ赤。
直矢はいないからきっとわかんない……
「赤くなってんだ?雛ちゃん可愛い〜」
なんでわかるんだろ…
あたししか知らないはずなのに。
直矢はあたしの心を惑わす。
暗かった心に直矢が光をさしてくれた。
あなたの言葉があれば、あたしは救われる。
口にはできないけど……大好きだよ……直矢。



