*12月クリスマス*



街にはクリスマスソングが流れている。



そんな中あたしは公園のベンチで1人座ってた。


もう5時間ぐらい待ちぼうけ。



あたしはケータイを握りしめながら待った。



浮気してた彼氏を。



浮気がわかるまえにクリスマスデートの約束をしてたから。



でもやっぱりきてくれないよね……。



あたしの目に涙が溜まっていき視界がぼやけていた。



「どうかしたんですか?」



そんなときにあたしに声をかけてくれたのが直矢だった。



「もう夜中の2時ですよ?こんなとこにいたら風邪ひきますよ?」



あたしにそういってココアを渡してくれた。



あたしの手にゆっくりとココアの暖かさがうつる。



「ありがとう。」



でも今日はお母さんたちケンカしてた。



なにもかもが崩れて壊れてた。