「だーから!笑うなって!!」
顔を腕で隠しながら言う直矢。
可愛くて思わず笑っちゃう。
「だって、直矢照れ………っん」
言葉の途中であたしの唇はふさがれた。
さっきまで照れてたはずの直矢は、目の前で完璧な男の人へと変わってる。
ゆっくりと唇がはなれ、二人の吐息が重なる。
「もぉ……黙って」
直矢の命令口調に胸が高鳴る。
そのドキドキを押さえる暇もなく、直矢の甘いキスが再びふってきた。
「なぉ………っん、や」
あたしの声が静かなリヒングに響く。
直矢の舌があたしの口の中を支配する。
くちゅ、くちゅと水音がいやらしく聞こえる。
直矢の熱さが伝わってくる。



