カラダだけでも愛して

ずっと隠していた直矢との関係。



でもね？もうそろそろ……一人でかかえるのも限界だよ。



「……あの人あたしの彼氏なの」



あたしが言うと一瞬だけ奈々香は目を丸くした。



「でも……本当の彼氏じゃないけど」



あたしがいうと奈々香はわけが理解できないのか首をかしげている。



「どういうことだ」



「だからね………」



あたしはゆっくりと口を開いた。



「直矢……あの人には彼女がいるの」



奈々香はあたしの言葉を聞くとゆっくりと直矢のほうを見た。



その隣には彼女らしい人。