それを待っていたかのように、暁先輩は右手で頬に手を添え、左手はするっと腰に回した。 「・・・えっ?!」 ぼんっと頭が爆発しそうになる。ヤバいくらいの心臓の音。 「お詫び、貰わなきゃだね?くるみちゃん?」 暁先輩がニヤリと妖艶に笑う。あんまりに色っぽくて、頭がぽーっとする。 暁先輩の右手が、私の顔をくいっと上げた。 視線が絡まって離せない。 「ちょ、暁せんぱ・・・?!・・・んぅ」 私が声を出した瞬間、声を封じるように唇が重なった。