大声の後、静まったかと思ったらバタバタと足音が近づいてくる音がした。 はえ?こっち来んの? と思うと同時にこっちに駆けてくる女の子。 前を全く見ていないのか、暁には気づいていない。 暁の目の前に迫って来る。 ソファーにダイブしそうな勢いについ声をかけた。 「おいっ!前見ろ!」 彼女は顔を上げてきょとんとした表情をした。 「ほへ?・・・!!!」