「失くすなよ。俺の宝もんだ」

「え、そんなのもらっていいの?」

「それをしてるって事はお前丸ごと俺の宝モンって事だろ?」

「あっは!前のパパンと同じ事言ってるぅ~」


俺はキャッキャッとおかしそうに笑う、彼の口元も怪しく歪んでいる。

そして、俺はそこで思い出す。俺の、本当のパパンの胸元に光るソレを。


(これは、パパンの…?)


そしてそのまま彼に視線を移す。
彼はただただ怪しく笑って俺を見ている。




俺はまだ彼の真意に気付かない。

俺の胸元で光る石の意味とは…。