俺はその日、街に出かけた。
少し、買いたいものがあったのだ。
普段街に買い物など殆ど行かないのでなんだか居心地が悪い。いつもは隣にあの
フワフワとした髪があったのに。
そんな風に考えていたら。
その、見慣れた髪が見えた。
「ユウ」
可愛い子供の顔が恐怖に歪んだ。
笑みが、どうしようもない笑みが込み上げて来る。
どす黒い感情が俺の腹を満たしていく。
「どうして、お前はここにいる?」
ユウは地に座り込んでしまった。
ガタガタと身柄を震わせて俺を見上げるその顔にゾクリとしたものを感じた。
これは、怒り?
それとも俺は加虐性愛の持ち主だったのか?
さぁ、どうしてやろうか。
壊れた人形の様に繰り返し許しを請う子供。
家に連れて帰って。その身柄にたっぷり刻み込もう。
その白い肌に血と言う鮮やかな花を咲かせたい。
俺にはもう思いとどまる事が出来なかった。


