My fair Lady~マイフェアレディ~

部屋に入ればユウが眠っていて、目を擦りながら起き上がった。


ユウは俺の首に腕を回してきた。

ドクリ!と心臓がもの凄いスピードで一つ鳴った。

そしてゴクリと喉を鳴らす。


言葉が出ない。


何もしない俺に、痺れを切らすようにユウはぐいぐい力を込めて抱きついてくる。


愛おしい……。


俺はユウを抱き締めた。

胸が張り裂けそうなんだ。痛くて痛くて。愛していると口に出す寸前で、ブルブルち唇が揺れる。

堪えきれない感情。


ああ、どうして俺は……。


そんな俺にユウは言う。

「ねぇ、ねぇ、パパン。お家帰ったらスープ作って。お願い」

俺の胸に顔を寄せて上目遣いで見上げてくる。



ゴクリとまた喉が鳴る。