記憶が飛んだ。
正確には。自分がここまで何をしていたのかがわからない。
無意識というやつだ。
奴を地下に隠し部屋にぶち込んで。俺はボーっと突っ立っていた。
どれくらいそうしていたか、正直わからない。
レオン……ごめんな。
あんなにお前に誓っていたのに……俺は……。なんて情けない奴なんだ。
俺が少し窓際に行こうとしたとき、静かに扉が開いた。
「ネオードか」
入って来た人物はネオードだった。
俺は無意識にユウを探していた事に気付いてチッと小さく舌打ちをした。
「今、ユウは俺の家にいる」
「……そうか」
ネオードは玄関の前に立ったまま動こうとはしない。俺は少し、奴から距離をとった。
沈黙が続いた。それを破ったのはネオードだった。
「あの男はどうした?」
「地下だ」
「殺さないのか?」
淡々とした会話。俺は溜息のように静かに応える。
「他の奴の居場所を聞いていない。」
俺のその言葉にネオードは叫んだ。「ロード!!」と。俺も同じくらいの、いやそれ以上の大きさ叫び返す。
「もう沢山なんだ!!レオンだ!やっぱりレオンは俺に復讐を求めているんだ!!そうだろう!!?」
何かまだ言おうとするネオードを俺は睨めつける。
「これ以上どう苦しめばいいんだ!!」


