お前のせいで…。お前のせいでこうなったのに……。
……そうだ……
こいつのせいで。こうなったんだ……。
怒りを通り越して、笑が込み上げてきた。
「そうだ。お前の思った通りの人物さ」
奴が目に見えて震え出す。
「…!!……父親は…ジャットは…ジャットはどうしたんだ!!?」
俺は男を見下ろす。頭の片隅で。あのユウの父親はジャットというのかと、どうでもよく考えていた。
そう、どうでもいいのだ。そんな事。
そんな男はもう関係ない。
何故なら。
「あいつの父親?決まってんだろぉ?」
あの日からずっと。
「それは、俺さ」
始めようとしていたのに。
これから、また新しく始めるんだと思っていたのに……!!
また、お前達は……俺の幸せを踏みにじる!!!!
俺は持っていたナイフを感情に任せて振り下ろした。


