「おい、ユウはどこだ?」
茂みに入っているネオードに訊ねる。
「なんだ、お前と一緒じゃないのか?」
「違うから聞いている」
少し沈黙が流れ、二人同時に溜息を吐いた。
「早く見つけるぞ、そろそろ日が暮れる」
「ユウは何度かここに来てたんだろ?そんな心配する必要もないんじゃねーか?」
どっさりと野苺を抱えたネオードが言う。俺もそれには同じ意見だ。
きっと大丈夫だと思っている。ネオードの妹であるフィルとその母親フィレネもしょっちゅう迷子になっていた。
慣れてはいる。
だから、俺もネオードもそこまで焦っているわけではない。
これを見るまでは。


