俺は着替えると
キッチンにいるネオードとユウを見つけてそっと近づいた。
会話中の二人にぬっと近づいてスルリとユウの首に腕を回す。「うひっ!!」とユウは驚いて身を跳ねさせた。
「……ただいま。ユウ」
ユウの首筋に顔を寄せて小さく呟いた。ユウはくすぐったそうに首を振る。
「おか、えり…パパン」
それでも懸命に言葉を出している姿に俺は唇を寄せてさらに距離を縮めた、
「ちょっ、パパン?!」
驚いたユウが声を上げる。俺は気にする様子もなく淡々と答えた。
「……仕事が上手くいかなくてな」
そう言うと、ユウは何を思ったのか俺の方へ向き直った。
なんだと思って見ていれば、ユウは満面の笑顔を俺に向けた。
それに唖然としていると両頬にキスをされた。そして照れくさそうにえへへと笑う。
(おかえりなさい)
そんな思いが伝わってきた。
俺はバッと立ち上がり。「風呂に入る」と言ってスタスタと歩き出した。
後ろから不安そうな声が聞こえたので「後で構い倒すからそのつもりで」と言ってさっさと部屋を出て行った。
不味い。
可愛くて。可愛くて。愛おしくて。愛おしくて。
胸が張り裂けそうだ。
喉が渇く。
ヒリヒリと喉が痛んだ。
なんだ?なんなんだこれは……。


