「ネオ……」

名前を呼んでもネオードはその開いた口を閉じて俺を見ているだけだった。


「ネオ、パパンの事を……教えて」


キリッとした声でハッキリと告げた言葉。


ネオードは目を一度伏せるともう一度開いて俺を見た後、「来い」と言って部屋を出て行った。



俺は、手紙をその場に残してネオードの後を追った。