ネオードはやっぱりまだ忙しいみたいだ。

ネオードは既に家にいなかった。ヒヒン!とランが嬉しそうに唸った。
最近走る事が多くて嬉しいようだ。

俺は今日、街に行くかどうかを悩んだが、結局行く事にした。

理由はある。カイトとの約束があるからだ。

だが、最近彼に疑われているようだから、今日は話を聞いたらすぐに帰ろうと決めて俺はランの背にまたがった。


いつも通り、俺はランを預け警察の隣の店にいた。
そこにはまだカイトがいなくて。俺は店の前で突っ立っているしかなかった。

すると、警察と店の間。裏の方で何やら切羽詰ったような話声が聞こえてきた。

俺は暇なせいか少し気になってそっと覗いて見た。
そこには見慣れた背中があった。