おかしい。 父はどうして死んだんだ? どうして俺は一人だった…? …思い出せない。 記憶を辿る。 確か、昔彼が俺の父の事を言っていた。 『ああ、嫌いだ』 『俺の大事なものを奪ったからだ』 歪んだ彼の笑みがフラッシュバックする。 「違う!違う違う違う違う違う…っ!!」 俺は頭を大きく振って否定した。 違う!絶対に彼じゃない!! だって彼は、優しくて温かくて。 誰よりも、俺を愛してくれていたんだ…!! 彼が悪魔のはずがない!!