「やったねナギサ♪」



舞があたしの両手を取って、ピョンピョンと跳ねる。

「ま、まぁぁ……ねぇぇ」

あたしは、グラグラと身体を揺すられて、まともな返事ができない。

高田くんに送られて帰った後、忍が追いかけてきてくれたこと。

忍があたしのこと、彼女って言ってくれたこと。

舞に報告したら、今のこの状況。

まぁ、詳しいことは恥ずかしいから言えないけど。