追いかけて~恋の行方

案の定、あの日の午後、新しい対戦ゲームを持参したあたしを待っていたのは、忍のゲームに熱中する横顔で、

(嗚呼、やっぱり、こいつは何か思い違いしてるのかも……)

って考え込まずにはいられなかった。

でも、ま、いっか。

いきなり恋人モードに移られても困る。