「そういや、腹減ったな」

と、動きを止めた俺に安堵の表情を見せた渚をみて、

ちょっと複雑な気分だったのは確かだけど。

お前はいつも俺の側にいる。

そう安心したから、もう焦んねぇ。

まぁ、キスはするけど。

触らしても、もらうけど。

この先、いつまでブレーキかかるかわかんねぇけど。

いつか自然に、お前を抱けたら……

そんな風に思うのは、俺らしくない?