「じゃあスプーン貰って来ますね」
「100万「喜んで!!」
くっそ…この悪魔めがー!!!!!
私は皇子のかつ丼を持って箸で一番熱そうな…ではなくて美味しそうな場所を掴もうとする
「薫風の箸が良い」
この人は何語を喋っているんだろうか
私が皇子の問いかけにキョトンとした顔をすると
「可愛いよ薫風」
ちゅ
「え…」
「何?」
皇子とても満足そうに微笑みながら私を見ている
「今さらキスで驚いてるの?ていうか早く食わせてよ」
「あ…はい」
私は先程と同じようにしようとすると皇子は
「違う。薫風の」
「…」
「薫風?間接キスで驚くような関係じゃないでしょ俺たち」
「それもそうですね。どうぞ」
皇子は本当に美味しそうに食べるし嬉しそうだ
その笑顔がいつも女の子を落とすために使う皇子スマイルではなく
純粋に
秋山愁滋としての笑顔に見えた
こんなに一緒に居たら
ドキッとする時もたまにはあるよね
私は自分にそう言い聞かせて皇子にかつ丼を食べさせようとすると皇子は自分で食べていた
そんなにボーッとしてたのかな
まぁいいやかつ丼食べよ
私は自分が悪い病気なんじゃないかと言うくらい
皇子にドキドキしていた

