「繭ちゃん大丈夫行ってくるね」


「大丈夫なの?」


「失礼ね!!何もしないわよ!!行くわよ!」


「あ、待って」



「皇子!!」


「ミシェリーなら大丈夫。薫風には何も出来ないよ」


「根回し早っ!流石だわ…」




「ミシェリーちゃんどうかしましたか?」


「薫風は本当にシュージの彼女なの?」


あぁ…やっぱり


「さぁ…皇子がそういえばそうですね」


あの人は自分勝手だからな

「…そう。じゃあアタシもまだ入る隙間があるのね」

「そう、ですね…」

私の言葉にミシェリーちゃんはニッコリ笑うと


「ありがとう、もういいわ」

「あ、はぁ」


「薫風は先に戻ってアタシは後から行くわ」


「じゃあ、お先に失礼しますね」






「絶対に取り返すわ…アタシの方が何倍も好きなんだから…っ」