「やだ。」




そう言った俺の側で

夏だっていうのに、毛布にくるまって怖いのに必死で耐えてる美湖。




俺は意地悪で



「そんなに怖いなら
自分の部屋行けば?」




すると、膨れっ面で



「それは嫌なんだもん…
お兄ちゃんの側に居たいの!」




そう言った妹に、
俺はきゅんときた。