ダイバーの部屋に動きがなさそうなのを見て、三人でアパートまで移動した。

ボスは勝手に敷地内に入り一階の部屋の並びを確認すると、

「ダイバーの部屋はおそらく308だな」とアパート入り口の郵便受けを調べた。

「308号室、ギャラクシー・マサル・・・・ギャラマサだ」

ボスが言った。

あきれる俺の横で、ヨドミちゃんが「プーッ」と吹き出してお腹を押さえてうずくまった。

「あ、ありえませんねぇ・・・ギャラクシーを名乗るダイバー」

「ユウちゃん、大手柄さ。さて、どうしてくれようかな」

ボスは腕を組んで悪そうな笑顔を輝かせた。