2.


 市街地の一角にある、やや古い雑居ビルの3階、俺はファーイーストクラシック探偵事務所の表札が貼られたドアをノックした。

「はいはーい」

ドアの向こうから、かわいらしい女の子の声がしてドアが開けられる。

「ようこそー。お客さんですか?」

俺を出迎えたのは、まだ幼い、おそらくは高校生くらいのショートカットの女の子だった。