ハッピーエンド・スーパーノヴァ

ボスはヨドミちゃんの頭をポンポンと撫でながら「考えとくよ」と軽く言うと、俺に

「じゃあ、アンテナちゃんが電波を飛ばしてるって線で調べていくか。とすると、今アンテナちゃんは自宅にいるってわけだ。ブルーベリージャムのことを気にしてるってことは、まだ本は読み終わってない。すぐに図書館に来るってことはなさそうだね」

自分で推理したことなのに、あらためて他人の口から言われると妙に違和感を感じる・・・

「それはOKと受け取っていいのね?じゃあ今から私とデートして」

ヨドミちゃんがボスの腕に絡みついた。

「今現在仕事中だ。お前もな」

「じゃあ5時過ぎたらデートね。ショッピングして映画みて、その後、未成年者の私にお酒飲ませていったい何をするの的な、大人の階段のぼーるー 君はまだー シンデレラーさー、的なッ!」

「お前に酒なんか飲ませたら俺が叔母さんに殺されるよ。映画くらいならいいけどな」