「・・・。

わかりました。お母様。」


リディアは小さく頷いた。





キィィ――!! 

キィィ――!!

キィィ――!! 

キィィ――!!



突然、窓の外から耳を劈くような鳥の声がした。

リディアが目をやるその先には、蒼白い朝の光りが差し込んでいた。

リディアは思わず目を細める。

その冷たい光は小さな棘となって、泣きはらしたリディアの瞳の奥を刺した。