眼下に広がるラドニアの大地…

やっと息づき始めたそこには、確かな未来がある。

リディアは目を閉じ、大きく息を吸う。


大地の声が聞こえる・・・

まだ生まれたての小さなその声は、

まるで唄うように優しくリディアの中へと入って来る。



「これから…」


リディアはその限り無い時の彼方へと

想いを馳せた。







FIN