「それは・・・」

オウガは口ごもる


「答えなさい。オウガ。

これは王妃としての命令です。」


オウガは低い声で答える。

「実は、民衆が暴動を起こし、あらゆる仕事を放棄しております。

動力炉も、その限りであり・・・」


「動力炉が止まっていると?」


「はい。」


「では、その止まっている動力炉へ、何故フェルナンドが向かったのです?」


「それは・・・」


「オウガ!!」


「そこに・・・兵器があるからです。

国王陛下は、それでロトスを撃つ・・・と。」