ユウリはカラスを見る。
「でもよ・・・。」
「それに、海から行くよりは空を渡った方が、向こうへ辿り着ける可能性は遥かに高い。
今度はあいつらの裏を掻いてやれる。
あいつら、まさかこっちに飛行機があるとは思ってもいねぇからな。」
ジャコスは続ける。
「俺達は同時刻に海から奇襲をかける。
今度は脅しじゃねぇ。
目いっぱい注意を引き付けるから、その間にお前たちはラドニアへ向かえ。
いいか。」
「了解っす!」
カラスは言う。
「そしてユウリ、お前は・・・」
「言わなくても分かってるさ。
こいつら守れって事だろ。命張ってよ。」
ユウリは、口角を上げてカラスを見た。


