「そうそう。これ持って帰らないとライトに殺される・・・」

カラスは、今は無きカルマの森の植物を袋の中に確認すると、急いでそれを懐に入れた。

「ありがとう。 助かったよ・・・。」


「ふむ。それはもうしばらくは手に入らぬぞ。
しかとライトに渡せ。」

ナフサはそう言って静かに微笑むと、また、蔦の壁に手を当てる。


壁が大きく開かれた。


「・・・あっ!!」