(そうだ。 私は、一人じゃない。 ユウリがいる。 カラスさんがいる。 ナフサさんがいる。 皆がいる。 ・ ・ ・ 一人じゃない。) リディアはもう一度、その目を前へ向ける。 薄い雲の切れ間から、いく筋もの光の筋が地上に向かって降りている。 清らかな輝きを放つその光の筋は、、リディアの行く先を照らす道しるべのように、どこまでも真っ直ぐに続いていた。