「あ、 あぁあぁ、そういう・・・事・・・か。」

ユウリは少し頬を赤らめながら頭を掻いた。





――ジリリリリッ!!



突然、けたたましい電話のベルが鳴る。


受話器を取ったジャコスの顔が一瞬にして歓喜にうち震えた。


「おい!! ユウリ!!

アグリからだ!!

あいつ、生きていたぞ!!」