「言っとくが、コイツが開発した訳じゃないから。

ま、でも頑張ったじゃねェか。カラス。

なんか、ピカピカじゃん。」


「ほんと。

継ぎ接ぎみたいなのが無くなってるっていうか・・・」


「ぅおい!!ココ、余計な事は言うなって!!」


「これで動けば・・・な?」


「んじゃ、試運転といきますか!!」


「え!おいおい!誰もお前と心中したくないって!!」


「ぁ? ああ、違う違う! 飛ばすのはまだ後だよ。

燃料の検証が済んでからだからさ・・・。

とりあえず、この辺を走ってみるだけ。

だったらOKだろ?!」


「ど~だかなぁ~。」

ユウリは苦笑して腕を組む。


「私、乗らせていただくわ!!」

リディアが目を輝かせながら進み出た。


「え、ほ、ほんと?! リディアさん!!」


「ええ!!」