「抜かりはありません。 国王陛下。

小さな村など、一瞬にして灰にするほどの兵器を準備しております。

ただ、それを使用するにあたって、我国のジプサムの限界量ギリギリまでのラジウムが必要になります。

従って、確実に我々が次のジプサムを手に入れる算段を立ててからでないと、使用は困難かと思われます。」


「分かっている。

いずれにせよ、我々はもう引き返す事の出来ない所まで来ているのだ。

何としてでも次のジプサムを手に入れなくてはならない。

その為には、オウガ、お前は例のヤツにロトス島のジプサムに関する情報を吐かせるのだ。

作戦は、その後で立てるとしよう。

頼んだぞ。」


「畏まりました。」

オウガは不適な笑みを浮かべて頷いた。