ライトは、席を立ち、薬の調合に向かう。

その横顔は、嬉しさに満ち溢れているように見える。



(気付かれなかっただろうか・・・

僕がこんなにも動揺している事に・・・

夕べまでは、半信半疑だった。

でも、今、この子の体に流れるものを受け取って、それは確信に変わった。



碧の瞳、透き通る声、

そして・・・

幼い頃、僕の腕の中に流れて来た、気の流れ・・・

母さん、この子はあなたに、とてもよく似ている。

あなたが・・・命をかけて生んだ・・・僕の妹が・・・

やっと、ロトスに帰って来ましたよ。)