一枚の壁







僕は、子どものフリをすることにした。







「電話だよ。
誰ってドイツにいるママにかけたんだよ」







「いや、さっきの番号はドイツ軍の関係の番号だった」






「知らないよ?」






「嘘をつくな!
坊主」