“詩季ぃ、センターどうだった?”


“どうだった?って、最悪…。第一志望、合格しそうにないや…”

あっ、私は北條詩季。
高校3年生で、センター受けたばっかり。


今日その予備校の仮判定が出たけど…。


“学部で調整できないの?”


“うん…”


“ちょっと詩季、何今にも死にそうな顔してんの?”


“なんでもない。裕子はどうだった?”


“うーん、うちはCの-4点。でも、受けられるか分かんない”


“そっか…”