彼女の息が荒かった


涙が一杯溜まっていた


「ごめ…すいませんでしたっ」


僕は彼女に土下座した


「私はどうしたらいいの?」


「えっ…」


「三つも離れた貴方に初めて奪われて…あの人にどんな顔で…会えばいいの?」


僕は彼女を抱きしめた


彼女は嫌がった


でも、僕は彼女を離さなかった


「僕はっ…貴女が好きだっ!」


彼女の動きが止まった




ドンッ