私と高野はしょっちゅう
ここで会っている。

と言うか、サボっている。

これはみっちゃんも知らない事。


そもそも高野とは
友達でも知り合いでも無かった。

モテモテなのも、最近知った。

出会ったのはほんと偶然。



高校入学後
初めてサボった日に
高野とここで居合わせたのだ。



――――
――――――…

『ここ超いい!
ばれなさそうだし〜』

ガラッ

っ!?


『…えっと…
君は先生では無い…よね?』

それが高野だった。



それから会うたび
話が合うことを知り、
笑いの坪が似ていることを知った。

あたしは、秘密の親友が
出来たみたいで嬉しくて、
高野に合わせて、書庫へ行った。