プロローグ





「…愛してる。」
「…私も。」
「俺さ、今まで愛だとか、恋だとか…そーゆーの無かった。」
「…」
「でも…お前にあって、初めて、人が愛しいと想った。」
「…」
「…愛してる…」
「…うん。」
「…」
「…私は…龍之介に会えて…私は幸せ。」
「…」
「…今までね、こんな気持ち感じた事無かった…。」
「…」
「…居なくなったりしないでね…」
「…ああ、俺はずっと此処にいる。」
「…」

「龍之介!」
「…っつ…誰…」
「…龍之介…目…」
「…ごめん…な。」
「何で…何で!?」
「…ふう…疲れた…ごめん。…もう…」
「やだよ…龍之介ぇ…」
「…笑ってくれ…よ…」
「…龍之介…」
「…」
「…」
「…愛してるよ、蓮禾。」
「龍之介ぇぇぇー…!!」