明が 泣き止むまでずっと
背中をぽんぽんしてあげた。


しばらくして明が落ち着いてきた。


『みのり、ありがとう。もう落ち着いた。』


あたしを見上げる明の
安らいだ笑顔を見て安心した。


『じゃあ行こっか。』


ニコッと笑ってあたしの家へ
向かった。


でもその前にこんなボロボロな
服と髪では歩けないから
まず持っていたくしで
髪をとかしてあげた。

白に近い金髪?銀髪かな。


とても長い髪の毛だ。

背中まである。

あたしはそれよりは短い。