トリガーブラッド~偉大な緑の協力者~

 そして、反応の返ってこないベリルを待つつもりは無く別の言葉を発する。

<では、強硬手段を取らせてもらう>

「そう言うと思ったよ」

 切られた電話を仕舞い、怯えた表情の少年に柔らかな笑顔を見せた。

「彼らはお前の身の安全は保証してくれるだろう」

「! だったら、どうして?」

「それだけでは無いからだよ」

 何かを含んだ物言いに、少年は首をかしげた。

 しばらく走った車は大きな雑貨店の駐車場に駐まる。