トリガーブラッド~偉大な緑の協力者~

[……くっ]

 撃たれた足を押え、苦い顔をベリルに向けた。

[これが狙いだったのか]

 目の前で薄笑いを浮かべている青年を睨み付けた。

[追われていてはゆっくり考える時間も無いのでね]

 その言葉に鼻で笑う。

[フン。俺が捕まっても同士たちが……]

[尋問するのは私ではない]

 すかさず応えたあと、近づくエンジン音に視線を向ける。

 ゆっくり止まる黒塗りの車から出てきたのは、暗いスーツを着た数人の体格の良い男たち。

「協力、感謝する」

 ベリルに近付き無表情な視線を降ろす。

 それに小さく笑みを浮かべてアザムに車に乗るように促した。