トリガーブラッド~偉大な緑の協力者~

 次の日──

「わ~! また負けた。強すぎるよ~」

「まだまだだな」

 対戦ゲームに熱中する少年に鼻を鳴らす。

「もうちょっと手加減とかしてよ」

 頬を膨らませて不満げに発した。

「わざと負けてもらって嬉しいかね?」

「……そう言われると嫌だけどさ」

 初めての対戦ゲームだと言った彼に「勝てる」と思ったが、どうやら甘かったようだ。

 操作説明を聞いて、いざ対戦するとアザムは一度も勝てない……