お互いに気持ちを伝えあった俺たちは、これからは幸せへの道を歩める。 いいや、俺が紗絵を連れて歩んでいくんだ。 「コウくん、私・・・世界で一番幸せ。」 紗絵の一つ一つの言葉が愛しい。 紗絵を抱きしめて、 一番言いたかった言葉をいうんだ。 「紗絵、愛してる。」 6年目のその言葉は紗絵の心に確かにしっかり響いていた。